冨樫雅文氏の 「花のくに」 に, 「花の姉妹」と題して, 9つの配列が紹介されている。 日本国憲法前文でしらべてみると, 打鍵数は下のようになった。
| 花 | あじさい | おみなえし | かきつばた | ききょう | すみれ | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 総打鍵数 | 1123 | 1100 | 1090 | 1114 | 1115 | 1127 |
| 左手 | 541 | 548 | 546 | 530 | 551 | 561 |
| 右手 | 582 | 552 | 544 | 584 | 564 | 566 |
| 上段 | 346 | 374 | 320 | 322 | 358 | 341 |
| 中段 | 452 | 422 | 504 | 527 | 494 | 470 |
| 下段 | 325 | 304 | 266 | 265 | 263 | 316 |
とくに, おみなえし・かきつばた・ききょう は, 打鍵数も少なめだし, 下段の使用率も花より 5% ほどすくなく, そのぶん中段の使用頻度が高い。 ほかの文章でもためしたが, ききょうが「ました」で下段を多用するほかは, 同様の傾向がみられるようだ これらの配列は, 冨樫氏のページによると, 花よりも速度が遅いようだが, 花配列についてよくいわれる下段の頻度のたかさは, これらをつかうことでたしょう軽減されるかもしれない。 また外来語に多い「ー」も打ちやすい位置にある(おみなえしではホームポジションだ)。
投稿時刻 2005-05-06(庚寅) 09:08 於 文字の符号化::キーボード | コメント (0)
ときおり, 「米国のコンピューターでふつうにつかわれているキーボード配列を ASCII配列というのは間違いである」 という主張を見ることがある。 しかし, 適切な呼び名かどうかはべつとして, まちがいではない。
米国のキーボード配列の規格は ANSI X3.154-1988 (Alphanumeric Machines -- Keyboard Arrangements) だが, この規格は異なる図形文字集合 (7bit ASCII, OCR-A, OCR-B, ワープロ, その他) のためにいくつかのキーボード配列を定義している。 そのうち, 7bit ASCII (ANSI X3.4-1986) の入力につかう配列(47 または 48キー)を 「ASCII Keyboards」 と規格のなかで呼んでいるのだ。 だから, 米国で出る書物のなかで, この配列を ASCII というのは, まったくおかしくない。 日本で 「JIS配列とASCII配列」 といういいかたをしたばあい, 「JIS」の部分だけで JIS X 6002 をさすとかんがえると, つりあいがとれないかもしれないが, 「JIS配列 = JIS X 0201 の図形文字を入力するためのキーボード配列」 と解釈することができるから, それほど問題はないであろう。
ただし, 「JIS配列はスペースバーがみじかい」 といった表現は問題がある。 JIS X 6002 では変換キーなどは定義されておらず, 規格の図でスペースバーは「C」の左端から「,」の右端までとどいており, 米国の 104キーとおなじくらいのながさがあるからである (ただしスペースバーの形はこの規格の対象外)。
投稿時刻 2005-03-04(丁亥) 12:18 於 文字の符号化::キーボード | コメント (2)
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