「Y談」を Google で調べると 44,400件ある。 なかには「Yさん談」の意味で使っているのもあるのかもしれないが, だいたいは「猥談」の意味のようだ。 「Yセツ」は 7,560件。 入力のめんどうくさそうな「Y褻」も, 555件と意外に多い。 「卑Y」も 1,220件ヒットする。 「Y雑」は 103件。 「淫Y」は 34件(関係ないのもまじっているが)。
「わい」と読む, 日ごろ使いそうな漢字には, 「猥」のほかに「穢・歪・矮・賄」などがあるが, これらを「Y」でおきかえたものは, あまり使われていないようだ。 「Y賂」は 46件, 「白色Y星」は 2件。 「Y小化」は 7件あるが, ぐうぜんアスキーアートがひっかかったもの。 「Y曲・汚Y・醜Y」なども, 検索にひっかかるのはおおむね ぐうぜんの一致のようだ。
投稿時刻 2008-02-06(丙子) 20:37 於 言語::日本語 | コメント (2)
Google で数しらべ。 ただし, ざんねんながら Google は 「+"ル・コルビジェ"」 で検索しても, 「ル・コルビュジェ」 も ひろってしまうようだ。 そのため, 下の件数はあまり信用できない。
| +"ル・コルビジェ" | 228,000 |
| +"ル・コルビュジエ" | 158,000 |
| +"ル・コルビュジェ" | 85,000 |
| +"ル・コルビジュエ" | 6,940 |
| +"ル・コルビジエ" | 1,050 |
| +"ル・コルビュジ" | 878 |
| +"ル・コルビジュ" | 994 |
| +"ル・コルビュジュ" | 365 |
| +"ル・コルビュジュエ" | 144 |
| +"ル・コルジュビエ" | 8 |
| +"ル・コルジュビェ" | 5 |
| +"ル・コルビジュェ" | 2 |
もっと「ル・コルジュビエ」があると予想していたので, この件数の少なさは意外だった。
投稿時刻 2007-12-13(辛巳) 13:09 於 言語::日本語 | コメント (0)
「ウァレンティーヌス」が Google で 18,800件。 「ウァレンティヌス」は 3,390件。 「ヴァレンティヌス」は 5,340件。 「ヴァレンティーヌス」が 1,700件。 それに対して, 「ワレンティヌス」は 69件, 「ワレンティーヌス」は 74件しかない。 「バレンティヌス」は 2,980件, 「バレンティーヌス」は 96件。
そもそも Valentinus は古典期よりずっと後の 3世紀の人らしいし, 彼にかんする伝説ができたのはさらに後のことだろうから, 「ヴァ」で全然かまわないように思うが, それはともかく。
古典ラテン語の va を「ワ」でなく「ウァ」と書くのは, かなり広くおこなわれている慣行のようで, 日本語版 Wikipedia の「ミネルウァ」の ノート にある議論がおもしろい。 「ΤΑ ΜΕΤΑ ΤΑ ΦΩΝΗΤΙΚΑ」の記事 「ラテン語の「ウァ」」 にも, これが変だということが書いてある。
わたしも変だと思うが, おそらくかつてラテン語の va を「ヴァ」と書くことが広くおこなわれていて, そこから機械的に濁点を除いたために, こういう特別な慣習が発生したのだろう。
なお, Google で「ウァレンティーヌス」が突出して多いのは, 本の副題に使われているためのようだ。
投稿時刻 2007-12-12(庚辰) 01:47 於 言語::日本語 | コメント (0)
総武線秋葉原駅ホームでこういう注意書きを見つけた。
Google で調べると, "雨漏れ" が 46,300件みつかった。 かなり多い。
建築関係の業務用語だろうか。 このページ を読むと, 「雨漏り」とおなじように使われているようでもあるが, ほかのページをいくつかざっと見たところ, ふつうの「雨漏り」が天井から雨がもるイメージであるのに対して, 「雨漏れ」はもっと意味が広そうだ。 秋葉原駅の注意書きも, 窓がしまり切らないために, 建物の中に雨がはいりこむことを指しているのではないかと思われる。
投稿時刻 2007-12-12(庚辰) 01:27 於 言語::日本語 | コメント (10)
"仏陀谷" は 1件。
"串長柄" は 1件あったが, ポルトガル語の「聖闘士星矢」ページ, かな?
投稿時刻 2007-08-29(乙未) 00:42 於 言語::日本語 | コメント (0)
片方はもう一方からリンクされているだけだから, 実質 1件か。 しかし, 「ぶつぜん かたく そうさく」で検索すると, それ以外の「ぶつぜんしゅしょう」の例がみつかる。 どうなってるんだ, Google?
投稿時刻 2007-07-30(乙丑) 02:46 於 言語::日本語 | コメント (0)
「無洗米」という語が「洗う必要のない米」と意味にならないのではないか, ということが, 以前から気にかかっている。 問題は「……する必要がない」という意味を 1字であらわせる漢字がないことで, 「無洗米」がダメなら何といえばいいのか, とたずねられると, うまいこたえがみつからない。 「省洗米」あたりがいいのではないか, と思ったことがあるが, すでに(無洗米とはべつに商品名として)存在するようだ。
「無ナントカ」が「……する必要がない」 という意味にならないと決まったわけではない。 「有備無患」は 「そなえがあれば心配する必要がない」 という意味に解釈することができる。 しかも日本で作られた語でなく, 左伝が出典の由緒ただしい語だ。 ほかに, 「無条件」とか「無税」とか「無料」とかの「無」も 「必要がない」という意味だと言えるかもしれない。 しかしそれはあくまで結果としてそうなるのであって, たとえば「無審査キャッシング」は 「審査する必要がないキャッシング」とも解釈できるが, 語の構成としては「審査のないキャッシング」であるわけだ。
中国語では「免洗米」が定着しつつあるようで, 「無洗米」よりはずっとよい名称だとおもう。 ただ, たしかに「免費」(無償)のような語はあるものの, 「免」に「……する必要がない」という意味をもたせるのは, ややふつうでない。 台湾語では「免(+動詞)」で「……する必要がない」という意味になるので, 「免洗米」とは, 台湾語に影響されて作られた語ではあるまいか。
韓国語では「씻어나온 쌀」というようだが, どうやら商品名か?
米国にいたときに買っていた無洗米の袋には, 「washing not necessary」 と書いてあったおぼえがある。
投稿時刻 2007-07-10(乙巳) 16:00 於 言語::日本語 | コメント (2)
いや, それだけ。 「ゐき字引」という Wiki 辞書は, じっさいに作ろうとした人があるようだ。
投稿時刻 2007-07-06(辛丑) 14:45 於 言語::日本語 | コメント (0)
日本国語大辞典は米国に置いてきてしまったので, 日国オンライン の会員登録をしてみた。 月1570円はちょっと高すぎると思うが, 紙の辞典とちがって, 漢字から引けるのがありがたい。 時代によって読みかたの異なる漢字語など, うっかり調べもらすことが少なくなるかもしれない。
全文検索もできる。
「本文中の書名をクリックすると付録の出典一覧へジャンプする」 とかいう機能があればもっとうれしいが, 出典一覧がオンラインで見られるのだけでもありがたい。
投稿時刻 2007-07-04(己亥) 20:12 於 言語::日本語 | コメント (0)
駐車場の車をとめる区画がすべてうまっていることを「満車」, まだ空きがあることを「空車」という。 「満」「空」の字をライトで表示する場合もあり, これを「満空」ということもあるようだ。 Google で「満空」は 46,900件みつかった。 「満空情報」は 30,700件。 「満空状況」は 691件。 「満空表示」は 439件。
しかし「満車」というのは何だか変な表現だ。 「満腹」「満杯」「満席」「満座」「満塁」「満タン」「満場一致」「満身創痍」 などから類推すると, 「満車」は車の中に人(など)がぎっしりとはいっている意味にならねばおかしい。 「車満」なら理屈にはあうが, 熟語として落ちつきが悪いし, これでも車の中が一杯であることを意味する可能性もある。
なお, 「満車」とおなじ構造とおもわれる語に「満水」がある。
「空車」もやはり「人が乗っていない車」という意味になりそうだし, じっさいタクシーではそういう意味だ。 こちらはひっくりかえして「車空」と言うわけにもいかない。
中国語ではどうか。 「(停)車位」(駐車区画) という語があって, あいた区画は 「剰余車位」「空余車位」「空車位」「空位」などといい, 「空位」があることは「有位」, 満車は「満位」というようだ。 Google で 車位顕示の画像検索 をしてみたところ, 「有位」のときには 「歓迎光臨」, 「満位」のときには「車位已満」と表示するものが多くあった。
投稿時刻 2007-06-25(庚寅) 21:30 於 言語::日本語 | コメント (2)
「サイゼリヤ」の名前の由来について, ウェブ上では「くちなし」を意味するということがよく語られているが, どこから出た説であるのか, よくわからない。 イタリア語とするものと, ラテン語とするものがあるようだが, イタリア語では gardenia, ラテン語(学名のことか) も Gardenia augusta または G. jasminoides であるので不審である。 まあ, 品種名という可能性もあるが……
シネラリア(cineraria)が「死ね」に通じることをきらって, 日本で「サイネリア」という名前で売られていることがある。 (アホロートルがウーパールーパーになったのよりはまともか?) 「サイゼリア」はそれと関係するのだろうか? しかし, クチナシとシネラリアは植物としてあまり関係はなさそうだ。
ふと思ったのは, Cytherea を英語ふうに読んだのではないか, ということだ。
Cytherea のじっさいの英語の発音は [sɪθəˈɹiːə] だが,
つづり字からは「サイゼリヤ」のように読めそうでもある。
Cytherea とは Cythera (Κυθηρα)
島に縁のふかいアプロディーテー女神の別名で,
女性の名としても使われる。
いかにも植物の名前に使われそうだ。
ざんねんながら Google で 「サイゼリヤ cytherea」 を検索しても, ポルノ女優の話しか出てこない。 学名で Cytherea を使っているものをしらべてみると, 以下のものがあった。
さすがに海に関係する生き物が多い。 ほかに, ボタンやアザレアの園芸品種名にも Cytherea がある。
投稿時刻 2007-06-24(己丑) 21:55 於 言語::日本語 | コメント (0)
American Heritage などによると, Gettysburg はゲティ「ズ」バーグであるようだが, Google では, 「ゲティスバーグ」 32,600件, 「ゲティスバーク」 1,760件にくらべ, 「ゲティズバーグ」は 398件しかない。 ちなみに濁る箇所をまちがえた「ゲディスバーグ」は 248件。
投稿時刻 2007-06-24(己丑) 18:39 於 言語::日本語 | コメント (0)
朝日の記事(5/24) 「4億年前の化石は巨大キノコ 150年論争に決着」 に, この化石を「プロトタクスアイティーズ」と言っている。 「Prototaxites」のことらしい。 もともと Taxus (イチイ属, ギリシア語 ταξος f.) に関係する植物と考えられたので, この名がつけられたもののようだ (cf. Prototaxites, a huge, 400 million years old, fungus? Or an enormous lichen?)。
ammonite (アンモナイト) や trilobite (三葉虫) をはじめとして, 化石生物の名には -ite がつくものが多く, ギリシア語で形容詞をつくる語尾 -ιτης に由来するらしい。 さいごの -s が英語でそのまま残っている語は少ないが, pyrites (黄鉄鉱) は「パイライティーズ」と「パイライツ」の 2種類の発音があるようだ。 「pyrite」とも言う(むしろこちらが普通)ので, 後者の発音は pyrite の複数形と解釈されたものだろう。
prototaxites の場合, 複数形と解釈されているわけではなさそうなので, 英語の発音によるのであれば「プロトタクサイティーズ」でよいのだろう。
Google でしらべたところ, 「プロトタクシテス」が 21件, 「プロトタキシテス」が 7件, 「プロトゥタックスアイテース」が 25件。 どれもあまり多くない。
投稿時刻 2007-06-24(己丑) 18:28 於 言語::日本語 | コメント (0)
asahi.com の記事名 「犬の小便でさび?、道路標識が折れ女児の頭を直撃 大阪」 (2007-05-17 20:16)。
投稿時刻 2007-05-22(丙辰) 05:15 於 言語::日本語 | コメント (2)
あるところで, 「荼毘は梵語 jhpeta に由来」 という内容の話が書いてあるのを見た。 Google で「jhpeta 荼毘」を検索すると, 24件ある。 goo 大辞林 の「荼毘」のところの説明に, 「〔梵 jhāpeta〕」 と書いてあるのだが, その「ā」が画像貼りつけになっていたので, どうやらコピーするときに「ā」を落としてしまったらしい。
しかし, 大辞林の説明も正確ではなく, jhāpeta はサンスクリットではない。 もっともインドの言語をまとめて「梵」としているのなら別だが。 サンスクリットには dhmāpayati (焼いて灰にする) という動詞があり (Monier-Williams の辞典の dham の項 を参照), それがパーリ語では jhāpeti になるらしい。 その名詞形が jhāpana (サンスクリット dhmāpana) で, タイ語でも火葬を ฌาปนกิจ (チャーパナ・キット) という。 jhāpita (サンスクリット dhmāpita 「灰にされた」) という形容詞もある。 大辞林の「jhāpeta」という形も以上と関係のあるパーリ語の形にちがいあるまいが, 正確に何を意味するかはわからなかった。
『日本国語大辞典』第2版の「荼毘」の項を見てみたら,
〔梵 jthāpeti の音訳。焚焼、焼身と訳す〕
だそうな。 いったいこの「t」はどこから来た?
慧琳『一切経音義』では,
また宋代に書かれた『釈氏要覧』 にも,
闍維, 或云「茶毘」, 或「耶維」「闍毘」正。 梵云「闍鼻多」。此云「焚燒」。
とあった。 (ちなみに, 大正大蔵経では「荼毘」よりも「茶毘」と書くことのほうがずっと多い。) 国語辞典の語源の解説はこのあたりを参照したものだろうか。 「闍鼻多」は上の「jhāpita」にあたるのだろう。
古いものは「闍維」と書くものが多く, 「茶(荼)毘(毗)」は新しいようだ。 ほかに「蛇維」と書くものも, 佛般泥洹經 巻下 (西晋の白法祖訳), 弊魔試目連經 巻1 (吳の支謙訳), 生經 巻2 (西晋の竺法護訳), 正法華經 巻9 (同上) に見える。
1字めの「荼・茶・闍・蛇・耶」などは「jhā」に漢字をあてたものと見てよいだろうが, 2字めの「鼻・毗・毘・維」などは全濁にかたよっており, 「pi」でなくて「bi」のような音をあらわしていたとおもわれる。 だとすれば, パーリ語でもなくて, 別の俗語に由来するのだろうか。
なお, リグ・ヴェーダでは「agnidagdha (火で焼かれた)」というのが火葬を意味するようだ。
投稿時刻 2007-02-07(壬申) 17:10 於 言語::日本語 | コメント (0)