朝日の記事(5/24) 「4億年前の化石は巨大キノコ 150年論争に決着」 に, この化石を「プロトタクスアイティーズ」と言っている。 「Prototaxites」のことらしい。 もともと Taxus (イチイ属, ギリシア語 ταξος f.) に関係する植物と考えられたので, この名がつけられたもののようだ (cf. Prototaxites, a huge, 400 million years old, fungus? Or an enormous lichen?)。
ammonite (アンモナイト) や trilobite (三葉虫) をはじめとして, 化石生物の名には -ite がつくものが多く, ギリシア語で形容詞をつくる語尾 -ιτης に由来するらしい。 さいごの -s が英語でそのまま残っている語は少ないが, pyrites (黄鉄鉱) は「パイライティーズ」と「パイライツ」の 2種類の発音があるようだ。 「pyrite」とも言う(むしろこちらが普通)ので, 後者の発音は pyrite の複数形と解釈されたものだろう。
prototaxites の場合, 複数形と解釈されているわけではなさそうなので, 英語の発音によるのであれば「プロトタクサイティーズ」でよいのだろう。
Google でしらべたところ, 「プロトタクシテス」が 21件, 「プロトタキシテス」が 7件, 「プロトゥタックスアイテース」が 25件。 どれもあまり多くない。
投稿時刻 2007-06-24(己丑) 18:28 於 言語::日本語 | コメント (0)