馬走日字, 象飛“用”字?

『現代漢語八百詞』の文法解説の例文に, 「馬走日字, 象飛田字」 というのがあって, はじめ何の意味だかわからなかったのだが, 象棋の駒の動きかたの説明なのだった。 日本の将棋とちがって, 象棋では縦横の線の交点に駒をおくので, ケイマの動きかたを「日」の字(の対角)と言っておぼえるわけだ。 象はななめに 1目あけて動く(碁でいうハザマ)ので, 「田」の字になる。

朝鮮語でもおなじ表現をするようで, 趙義成さんの 「朝鮮将棋」 のページを見ると, 馬は「日の字に進む」というと書いてある。 ただ, 朝鮮将棋の象は中国のものと動きがことなり, 「1つ直進して2つ斜めに進む」 のだそうで, 「用の字に進む」というのだそうだ。 具体的に朝鮮語でどういうのがふつうなのだろうか。 「日の字」は「날일자」または「낮일자」, 「用の字」は「쓸용자」または単に「용자」というようだが, 「日の字に進む」という文全体について, きまった言いかたがあるのかどうかは, よくわからない。

碁の小ゲイマのことも, 朝鮮語では「날일자」(日の字)というようだ。 大ゲイマは「눈목자」(目の字), ハザマは「밭전자」(田の字)。 (参照: ハングル囲碁用語講座 の「序盤の単語編」) 中国語では「ケイマ」は「飛」, 「ハザマ」は「象飛」とか「象眼」とかいうようだが, 象棋由来の名称のようだ。

投稿時刻 2007-09-02(己亥) 01:16言語::朝鮮語 | コメント (0)

「二字略語」

李翊燮・李相億・蔡琬著, 前田真彦訳, 梅田博之監修『韓国語概説』(大修館書店 2004) を読んでいたら, p.66 に「二字略語 (acronym)」ということばがでてきた。 おそらく「頭字略語」のことだろう。 朝鮮語で「頭」の漢字音と「2」がどちらも「トゥ」になることからきた誤りだろうが, この本の原文が英語であることをかんがえると, ちょっとふしぎな現象だ。
(追記) 訂正。 まえがきによると, 原書はアメリカ人むけに書かれたものではあるが, 韓国語で書かれた原稿を英語に翻訳するという形でつくられたもので, 韓国語版も(韓国国内で)出版された。 そして, 日本語版は韓国語版からの翻訳であるようだ。 それなら話はわかる。

略語の例として「VTR」があがっている。 韓国でも「VCR」でなくて「VTR」なのか。

投稿時刻 2006-05-22(辛亥) 02:01言語::朝鮮語 | コメント (0)

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