よく News 等で「MS ゴシックは汚い」などと発言する人があります。 私も賛成しますが, しかしどこがどう汚いのかを指摘せずに 単に「汚い」と言っても説得力がないので, 私が実際に汚いと感じた部分を羅列してみました。
ここでは Windows95 日本語版標準添付のフォントを取り上げます。
上は, いくつかの欧文フォント(ポイントの書いてないものは 20pt, Courier のみ 15pt) で円記号(A5H)を表示したところです。 フォントによって形が違うのがいけないとはいいませんが, 円記号のくせに日本があまり見ない形があるのは納得できません。 ひょっとして中国の元記号か? とも思いましたが, なんでわざわざこんなに横棒を上にあげるのでしょう?
Windows 3.1 を持っている人は, Script フォントで円記号を表示させてみましょう。 おもしろいですよ。
MSゴシックのボールドで, 大文字の V と小文字の v をそれぞれ 12pt から 1ポイントずつ小さくしていったものです。 小さくしていくとなんだか V の下の方に横棒のようなものが見えてきませんか? 円記号と見間違いやすいです。
上は同じく MSゴシックで, 濁点つきと半濁点つきのかなを 14pt から 1ポイントずつ小さくしていったものです。 13ポイントになるとすでに目をこらして見ないと濁点なのか半濁点なのかわかりません。 下は MS明朝です。 明朝では 11pt までははっきり判別がつきます。
上記のように MSゴシックは文字の判別がつきにくいという欠点があるため, 私はなるべく MSゴシックを避けて MS明朝を使うようにしています。 しかし MS明朝ならば問題がないかというとさにあらず。 上を見てください。 片仮名の「アイウエオ」という文字列を 12pt から 1ポイントずつ小さくしていったところですが, 11pt 以下では「エ」の字が上に行ったり下に行ったりしています。 とくに 10pt, 9pt ではほとんど小さな「ェ」のように見えます。 どうもヒント情報が間違っているのではないでしょうか?