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孤独な教授 Professor Utonium (トリスを飲んでハワイに行こう風の顔)
が理想の女性を作ろうとして
「砂糖やスパイスやいいものみんな」
(マザーグースですな。
昔「基礎英語」の今月の歌でキャロライン洋子が歌ってました)
を合成していたところ,
事故で「ケミカルX」という謎の物質が混ざってしまい,
その結果偶然 3人の女の子が生まれた。
3人は Blossom, Bubbles, Buttercup という名前で,
いつもは幼稚園に通う 5歳の幼女だが,
ケミカルX のせいで強力なパワーを備えており,
町が危機にさらされると,
市長からの要請によって出動(このへんバットマンのパロディ風),
悪党どもをやっつけるのであった。
→オープニングのナレーション
この 3人がそろって悪者の前に登場し, 「Not so fast!」と叫ぶ, というのがお決まりパターンで, なかなかカッコいい。
3人はほとんど無敵だが, 弱点も多くある。
(1999-07-03 追記)
Powerpuff Girls の名前の由来だが, power + powderpuff (日本で言う「パフ」)
だろう。
実際 「Major Competition」
の回で, ナレーターが(わざと)誤って彼女らを
「Powderpuff Girls」
と呼ぶ箇所がある。
(追記) Powderpuff Girls は「Powerpuff Bluff」にも出てきた。
Powerpuff Girls は 30分番組で, 通常 1エピソードが 2話からなっている。 ひとつのシーズンに 13エピソードを放送する。 ただし第4シーズンはとちゅうで映画をはさんだため, 不規則になっている。
第一シーズンは, 1998-11-18 (第1エピソード)から 1999-2-3 (第11エピソード)まで 毎週(1998-12-30 をのぞく)水曜夜8時から 8時半までの時間に新しいエピソードが放送された。 その後は再放送をやっていたが, 1999-4-7 に第12エピソード, 1999-5-26 に第13エピソード (いずれも 30分もの)を流して終了した。
第二シーズンは, 「Cartoon Cartoon Friday」 といって, 新しいエピソードは金曜日に放送されるようになった。 1999-6-25 から 2000-6-30 まで不定期(平均すると 1か月に 1回程度)に新エピソードが放送された。 それ以外は再放送。 第二シーズンでも 30分ものを作る予定はあったようだが, 時間不足のために次のシーズンに延期された。
第三シーズンも, 第二シーズンと同様のペースで 2000-07-28 から開始したが, 第三シーズン最終エピソードにあたる「Power Lunch / Helter Shelter」は米国ではビデオが先行し, まだ放送されていない。
第四シーズンは, 2001-04-20 より。全部 30分ものになるようだ。 しかし, 米国内では最初の 2エピソード以外, 新作を放送していない。 49話まではできているが, 映画を盛り上げるために, 2002年以降にかためて放送するらしい。 米国以外の国で先に放送された。 また, 50話以降は映画の作成が終ってから作るため, 放送はだいぶ後になりそう。
(2003-09-23 追記)
その後は大幅におくれ, 2002年の年末に 2エピソード放送したあと,
2003年9月にはいってようやく新作が放送開始。
Craig McCracken 氏が GirlTalk で語ったところによると, 飽きるまでいくらでも作っていいと
Cartoon Network からは言われているそうだが,
本人は新作カートゥーンのために忙しくてそれどころではない様子。
この他に, 1995/1996年に放送された 2つの 7分ものの短編がある。 内容も通常の Powerpuff Girls とはかなり異なっており, 現在は「What A Cartoon!」ショーでときどき放送されている。
それ以外に, FAQ (リンク集を参照)によると,
作者の Craig McCracken が学生時代(1991)に作った
「Whoop-Ass Stew」というアニメーションがある。
この時は Whoopass Girls という名前だったが基本的な構成は今とほとんど同じ。
4話作る予定だったが 1話しか完成しなかったそうだ。
この「Whoop-Ass Stew」は一般には放送されていないと思うが,
なんと
Chris Carter's Powerpuff Girls Sound Archive
に MPEG/QuickTime
形式でおさめられているので見ることができる。
(追記)
現在このサイトからはファイルが消えてしまっている。
一時期 PPGWorld に転載されていたが, それも消えたようだ。
3番目の DVD 「The Mane Event」にこの「Whoopass Stew」が収められているが,
「ass」が画面・音声として出ないように編集されている。
日本での放送状況は, 「日本語版について」のページを作ったので, そちらを見てください。
Powerpuff Girls は現在のところ, 英語版のほかにスペイン語版, ポルトガル語版, フランス語版, オランダ語版, デンマーク語版, スウェーデン語版, 中国語版(台湾)の存在が知られている。 タイトルや登場人物名称などは 雑記 に書いておいたので, そっちを参照のこと。
当然英語版を放送している国ががもっとも多く, 米国以外にカナダ(YTV), 英国(Cartoon Network UK), フィリピン, タイ, 香港, シンガポール, インド, オーストラリアなどで放送されているという話を聞いた。
番組開始以降, 最初の 1年くらいは TV での放送を見るしかない状態だったが, 現在ではビデオ他のメディアも充実してきた。
ビデオ:
2000年5月にビデオが発売されて日本にも輸入され, 日本人もようやく簡単に動いている Powerpuff Girls を観ることができるようになった。 1本に 5話ずつを収録。
ほかに, 「Scooby Doo's Greatest Mysteries」というビデオのおまけとして, 「Boogie Frights」がはいっている。
DVD:
映画は, 2002年夏(7月3日)に米国公開。
CD は 2000年7月18日に
Rhino Records から
「Heroes and Villains」
が出た。
Devo, Cornellius, Apples in Stereo, 少年ナイフなどの曲をミニドラマでつないだもの。
このほかに同じ Rhino の「Cartoon Medley」の中にもテーマ曲(短バージョン)が入っている。
2001年9月14日には
「The City Of Soundsville」が出たが, 予想に反して普通のサントラではなく remix 調。
2003年8月12日に 3枚めの
「Power Pop」
が出た。
映画のエンディング曲(That's What Girls Do)ほか,
Cherish など女性歌手による曲があつめられている。
前2作にくらべるとかなり女性むけか。
ジャケットの絵がかわいいのでおすすめ。
なお, PC 上で再生すると, ゲーム「Mojo Jojo's Clone Zone」のデモ版とムービーがみられる。
Girls らの声はふつうの *.wav ファイルなので, 独立して再生することも可能。
コミックは DC Comics から出ている。 「Cartoon Network Starring」という Cartoon Network の番組をコミック化したもの中の #1 と #5 が Powerpuff Girls だった。 その後, Powerpuff Girls だけの専用コミックが 2000年3月から毎月1冊のペースで出ている。
ゲームはゲームボーイカラー用のものが, 2000年11月14日以降 3種類発売された。
絵本・ぬり絵などは Scholastic と Golden Books の 2つの会社から出ている。 ほかに Cedco がカレンダーなどを出している。
その他, PowerZine という専門雑誌が 2000年8月に創刊。 (まだ創刊号しかないが)
これも FAQ の情報によるものだが, 日本アニメの影響は受けているものの, かといって作品そのものの発想が日本アニメからきているとか, 日本アニメをパロディ化したわけではないそうだ。 たしかにキャラクタ(とくに敵)のデザインとか, 冗談のような武器が並ぶところは日本アニメというより ハンナバーベラの伝統の方が強く感じられるし, バットマンのかなり露骨なパロディもある。
少女のチームが敵と戦う,
という点はセーラームーンやレイアースからきているのではないかとも考えられるが,
ヒロインの最初のデッサンが 1991年にさかのぼることを考えると,
これもそうではないだろう。
(1999-09-23 追記)
もっとも Cartoon Network が定番の放送に採用したのには,
セーラームーンの人気を考慮した可能性が高いが。
チームで戦うのは「スーパースリー」「ゴームズ」あたりからの伝統なのかもしれない。
しかし 3人が色分けされてて, 赤がリーダー…というあたりには,
ゴレンジャー系の影響を考えないわけにはいかないのではないか。
その他, 必殺技をかます前にみえを切ったり, 巨大ロボットが出てきたりするところは, かなり明らかに日本アニメを意識している。 (1999-06-14 追記) もっとも巨大ロボの回は特別に日本アニメのパロディが多いのだが。
(1999-06-14 追記) ファンのページを見ていても, ポケモンやセーラームーンのファンとかぶっていることが多い。
(1999-06-15 追記) Craig が インタビュー で語ったところによると, Mojo Jojo の帽子の縞模様は カゲスター から来ているそうだ。
(1999-09-23 追記) GirlTalk 情報。 実際に Craig のオフィスを訪れた人の話によると, 彼の部屋は日本製のグッズで埋まっていたそうだ。 「Collect Her」は Craig 本人がモデルになっているのでは, という説あり。
(2001-01-08 追記) アニメージュ 2001年1月号の Craig インタビューには, 実際の部屋の写真あり。 9歳のときにロボコンをみて, 毎月おもちゃを買いに町まで行っていたそうだ。 Mojo Jojo も宇宙猿人ゴリから来ていると The Onion のインタビュー で言っていたし, アニメというよりも特撮ファンなのかもしれない。
(2001-01-26 追記) Heros and Villains のレビュー記事 には, Mojo のしゃべり方が三船敏郎風(たぶん黒澤映画の)と書いてあるが, 意識したものかどうか不明。
やはり, 幼稚園に通う少女が悪を退治する, という基本設定自体がなんといってもいい。 米国製アニメにありがちな マッチョのスーパーヒーローが戦うのと全然ちがったおもしろさがある。
絵の動かし方は非常によく研究されており, これも米国製アニメにありがちな, 「走るときには足が動いて背景が反対に進むだけ」 というのとは一線を画しているので, 日本アニメの絵の動きに慣れた人間でも楽しむことができる。
味のある悪者たちとマヌケな武器, 対する Powerpuff Girls のハデな立ち回りもすばらしい。 日本で言うと主人公が子供であるところも含めて 「魔法陣グルグル」 あたりが近いのではないかと思うが, 戦闘ギャグものは米国の方が年期がはいっているぶん数段おもしろいように思える。 また全体にはるかにスピード感があふれている。
エンディングに流れる音楽もリズミカルでよい。
それに, おもちゃ会社と提携したりしていないところが大変いい。
そのおかげで関連グッズが少ないのは残念だが。
(1999-12-20 追記) 1999年秋からグッズは急激に増え始めた。
また Trendmasters や Applause などがグッズ製作に関して正式に契約をしているらしい。
しかし, 米国では番組中でおもちゃを宣伝したり, その番組に関連するグッズの
CM を流したりすることは禁じられているそうなので, 日本のアニメのようなことにはならないだろう。
(2000-08-28 追記) もはや Pokemon や Rugrats と肩を並べる量のグッズがそろってしまった。
1年前が嘘のようである。
Craig McCracken は 1971年(?) 東部ペンシルベニア州の Charleroi (ピッツバーグの南) に生まれ, 南カリフォルニア育ち。 父親は Craig が 7歳のときに死亡。 母親は美術の教師をしていたそうだ。 3歳のときにコミックを描きはじめ, 幼少時からコミックを自作して友人に売り, 将来はコミック作家になろうと思っていた。 その後, California Institutes of Arts (CalArts) に入学, デクスターの作者 Genndy Tartakovsky 等と知り合う。 1年生のときには「No Neck Joe」という首のない男のギャグを作った (“Spike and Mike's Festival of Animation”で公開されたが未放送, The Onion でのインタビューにあらすじあり)。 2年生のときにスーパーヒーローものを作ろうと考えたが, ただの大男ではおもしろくないと思って, 小さな女の子をスーパーヒーローにした「Whoopass Stew」を作成する(1991)。 Hanna Barbera 社からの勧めで Genndy らとともに学校を中退して入社(1992)。 「Whoopass Stew」については, 「ass」という単語を含むタイトルは放送では使えないと言われたため, Paul Rudish らのすすめにしたがって「Powerpuff Girls」に変更。 最初の仕事は「Two Stupid Dogs」で, 作画監督などをつとめた。 次にデクスターのために作画監督および演出の仕事をする (ほぼ同じスタッフが Powerpuff Girls にそのまま移ってきたらしい)。 ほかに「Mina and the Count」のキャラクターデザインや 「Foe Paws」という新作のレイアウトもやっている。 2004年に「Foster Home for Imaginary Friends (?)」という新作を予定しているらしい。
参照リンク: (ほかに USA Today のインタビューもよかったのだが, オンラインで見られなくなってしまった)
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