Powerpuff Girls 第一シーズン内容
Episode 0 (1995)
シーズン前から「What A Cartoon Show」でときどき流していたもの。
私は 1998-11-14 に見た。
(2000-03-12 最初に放送された日付を GirlTalk で教えてもらったので追加)
スタッフクレジットは, どちらも同じで, 以下のようになっている。
Animation Director: Genndy Tartakovsky (以下 GT と略す)
Art Director: Paul Rudish
Layout Designer: Mike Moon
Created, Written & Directed by: Craig McCracken (以下 CM と略称)
- Meat Fuzzy Lumpkins (1995-02-20)
Powerpuff Girls を特別審査員に招いて開かれたジャムの品評会。
Fuzzy Lumpkins の作った meat jam (肉ジャム) に Powerpuff Girls は怒り,
ジャムの瓶をこなごなに砕いてしまう。
落選した Fuzzy Lumpkins は逆恨みして, 当たると何でも肉になる
meat gun でタウンズビルの町を恐慌に陥れる。
感想: Bubbles の性格のよく出た回。
いつもは注意力散漫の Bubbles がひとたび怒るといかにおそろしいかがわかる。
他のふたりはやることなし。
幼稚園初出。
(1999-10-11 追記) ちょろっと出てくる Salami Swami は第二シーズンの「Slave The Day」で再登場。
Bubbles はすでに Octi 君を手にしている。
市長は本編と全然別人。
(2000-03-12 追記, 2003-02-24 書きかえ)
ずっと「Crime 101」が先にできたものと誤解していたが, こっちが先みたいだ。
「What A Cartoon!」ショーの宣伝番組である「World Premiere Toons」
(Space Ghost Coast to Coast の特別番組, 新作カートゥーンのコンテスト)
をやったとき, Johnny Bravo や Dexter's Laboratory といっしょに紹介され,
そのときこのエピソードの全体がはじめて放送された。
(そのときの模様は, 1st Annual World Premiere Toon In 参照)。
その後, 1995-03-12 に通常の「What a Cartoon!」ショーで放送されたので,
こちらを最初の放送日と考えることも可能。
- Crime 101 (1996-01-28)
Amoeba Boys は世紀の大犯罪を犯して Powerpuff Girls
と大立ち回りを演じたいと夢見ているが,
どうやったら犯罪を犯すことができるのかわからず,
横断歩道のないところを横断してみたりするが誰も気にとめない。
かわいそうに思った Powerpuff Girls は
Amoeba Boys に銀行強盗のやり方を手ほどきする。
感想:
正義の味方が銀行強盗とは, トバしてます。
Blossom の目からビームがかっこいい。
Amoeba Boys は Craig McCracken が 1991年に作った
「Whoop-Ass Stew」第一話(しかないが)
にも出てきた古顔。
もとはちゃんとしたギャング団だったが,
Powerpuff Girls では終始なさけない役回り。
(1999-06-26 追記)
久しぶりにみたら, ずいぶん今の Powerpuff Girls と絵が異なっていた。
教授やタウンズビルの町も出てこないし, 線が太い。
(2000-08-12 追記)
タイトル画面で, 3人の背の高さが約 3フィート (90cm) であることがわかる。
しかし本放送ではもっと背が低く, 「A Very Special Blossom」
では 2フィート(60cm)強しかない。
Cartoon Network の D.O.C. (Department of Cartoons) ページにある Size Comparison Sheet でも,
教授の 1/3 程度の身長しかないから 2フィート程度なのだろうと考えられる。
Episode 1[#2] (1998-11-18)
次の「Insect Inside / Powerpuff Bluff」の方が作られたのは先だが, こちらが先に放送された。
再放送では作成された順で放送されているようだ。
- Monkey See, Doggie Do
【とべ! 最強の幼稚園児】
[ビデオ Monkey See, Doggie Do 所収]
絵コンテ: Don Shank
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
猿顔の悪者 Mojo Jojo は,
アヌビス神の神像と宝石の力を盗みだし, そのアイテムの魔力で町の人びとをことごとく犬に変え,
その犬を催眠術で操り, さらに多くの宝石を集めるのだった。
世界中の人間を犬にしようとする Mojo Jojo を倒さんとした Powerpuff Girls
も犬に変えられてしまう…
しかし犬になっても Powerpuff Girls は無敵なのだった。
感想: 仇役としての登場回数ナンバーワン Mojo Jojo の記念すべきデビュー。
および一部に熱狂的なファンのいる talking dog のデビュー
(この回を見た当時はまさか
talking dog がレギュラーになるとは思わなかった)。
Mojo Jojo はタウンズビル天文台に住んでいる。
ふだんは天文観測とかしているんだろうか。
Powerpuff Girls を呼ぶのに使う
Powerpuff signal はもちろんバットマンのパロディだが,
この回にしか出てこない。
(2001-11-19 追記) Superfriends で「Signal in the Sky」
の流れる箇所にも出てきたが, これは曲が曲だから……
題は「monkey see monkey do」(猿まねとか見よう見まねとかいう意味らしい)のもじり。
- Mommy Fearest
【美女にご用心!】
[ビデオ Monkey See, Doggie Do 所収]
絵コンテ: Chris Savino
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
科学者であり, Powerpuff Girls のよき父親でもある Utonium 教授には,
子供たちには理解できない孤独を抱えていた。
マーケットで偶然出会った Ima Goodelady に一目惚れした教授。
Powerpuff Girls はデートのお膳立てをする。
家にやってきた Goodelady は,
しかし教授に取り入りながら Powerpuff Girls にはつらくあたる。
実は Goodelady の正体はヘビ頭女 Sedusa だったのだ…
感想: 世間しらずの
Utonium 教授のキャラクターが出ていて教授ファンにはこたえられない一作。
題は「Mommy Dearest」のもじり。
Sedusa は seduce (蠱惑する) + Medusa。
Powerpuff Girls がテレビを見るシーンは貴重。
(2000-05-02 追記) 彼女たちが見ているのは, デクスターでおなじみの
「Puppet Pals」
という子供番組。
もちろんセサミストリートのパロディ。
(1999-07-06 追記)
教授がデートに行く準備をする場面で,
Buttercup が教授のポケットにコンドームを入れているとうけ取れるシーンがあり,
GirlTalk でちょっと問題になった。
Episode 2[#1] (1998-11-25)
- Insect Inside
【ゴキブリがいっぱい】
絵コンテ: CM
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
ゴキブリから逃げ回る Bubbles と,
ゴキブリを潰そうとして勢いあまり家を破壊しまくる Buttercup。
Utonium 教授は娘たちに,
外見が醜いからといって嫌ってはいけないと教え,
ゴキブリを瓶で捕まえて戸外に放してやる。
しかし, 実はそれはゴキブリで天下を支配しようとする
Roach Coach の放った偵察ゴキブリだったのだ。
Roach Coach の命令で町はゴキブリに覆われる。
Powerpuff Girls もゴキブリは苦手だが, 教授の言葉を思い出して…
感想: 鉄腕アトムに似たような話があったような…
この回は教授がナイスアドバイスで Powerpuff Girls を助けている。
絵コンテを書いたのは Powerpuff Girls 生みの親 Craig McCracken。
ほんとうはこの話が episode 1 の第一話になるはずだったらしい。
- Powerpuff Bluff
【ニセモノあらわる!】
[ビデオ Bubblevicious 所収]
絵コンテ: Cindy Banks
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
タウンズビル刑務所の囚人253号とその仲間は,
Powerpuff Girls のお面をかぶって脱獄に成功。
そのまま, にせ Powerpuff Girls として犯罪を働く。
本物の Powerpuff Girls は幼稚園で逮捕され, 刑務所につながれてしまうが,
市長の秘書 Miss Bellum だけは真相に気づく。
犯人の漏らした言葉からにせ
Powerpuff Girls の正体に気づいた本物の Powerpuff Girls は…
感想: あらすじだけ書くとなんだかまともな話のような気がしてしまうが,
とってもバカバカしい話。
すね毛まるだしのにせ Powerpuff Girls がすばらしい。
Episode 3[#3] (1998-12-02)
- Octi Evil
【たいせつなもの】
絵コンテ: Kevin Kaliher
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
3つの頭をもつ大蛇を退治した Powerpuff Girls。
その様子をビデオで見て Powerpuff Girls 攻略法を思いついた「Him」。
Blossom と Buttercup がケンカするのをひとり悲しむ Bubbles に,
タコのぬいぐるみ「Octi」君がやさしく話しかけ,
本当は Buttercup の方がリーダーにふさわしい,
Blossom のいうことが常に正しいわけではないから
Buttercup は自分のやりたいようにやる方がいい,
などとそそのかす。
3人のチームワークが乱れたところを見はからって Octi は巨大化して暴れ始めた…
感想: Him のミラクルボイスがすばらしい。
大蛇で縄跳びをする Bubbles のビデオクリップは
Cartoon Network のページ(D.O.C.)からダウンロードすることができる。
ラストで 3人が座っている色分け椅子がいい。
- Geshund Fight
【悪いことしたい!?】
絵コンテ: Dan Krall
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
Amoeba Boys は世紀の犯罪を犯して Powerpuff Girls と闘うことを願うが,
オレンジひとつまともには盗めない。
ゴミのポイ捨てとかやってみても見向きもされない。
それではと公園で「芝生に入るな」と書いたところに入って立ち続けるが,
カゼをひいてしまう。
しかしそのカゼのウイルスは Amoeba Boys の体の中で突然変異を起こし,
タウンズビルの町の機能をマヒさせてしまった。
自らもウイルスに犯された教授と Powerpuff Girls は,
ワクチンを作るために Amoeba Boys を探し回る。
感想: Amoeba Boys は「What A Cartoon Show」には出てきたが,
本編ではこれが初出場。
あいかわらず情けなくてよい。
タイトルは gesundheit (誰かがくしゃみをしたときに言う言葉) に
fight を掛けたもの。
Episode 4[#4] (1998-12-09)
- Buttercrush
【キケンな初恋!?】
[DVD Meet The Beat-Alls 所収]
絵コンテ: David Smith
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
公園でボールを取りに来た子供をいじめる Gangreen Gang は
Ace (リーダー), Big Billy, Little Arturo,
Grubber (目が飛び出て普通はしゃべらない),
Snake (ヘビ男) の 5人組。
子供を助けるために Powerpuff Girls が現れるが,
Buttercup は Ace に惚れてしまう。
翌日, 美術館を見学にきた幼稚園の一行は
Gangreen Gang の犯行現場に出くわしてしまう。
ここでも Buttercup は Ace に見とれてしまう。
Ace は Buttercup を利用しようとして機嫌を取り,
夜中に呼び出す。
そのあと Grubber が
Buttercup の声色を使って電話をかけ, Blossom と Bubbles に助けを求める。
ふたりはまんまとおびきだされて廃車処理工場でスクラップと一緒に固められ,
どろどろに溶かされようとする。
しかし Buttercup は Ace と音楽を聴いていて, ふたりの叫び声に気づかない…
感想:
今回初登場の Gangreen Gang は,
「Whoop-Ass Stew」
のオープニングにも出てくる古いキャラ。
いつもなかなかいい線まで悪事を進めている。
リーダーはけっこう頭がいいし, 特殊能力の持ち主が集まっているし。
題は Buttercup の crush (熱愛)。
(1999-06-26 追記)
最初 Crubber と書いていたが Grubber が正しいとわかったので修正した。
(2000-06-25 追記)
Buttercup が主人公の話なのに, 彼女自身は最後の「I'm sorry」以外ひとこともしゃべっていない。
- Fuzzy Logic
【さわっちゃダメ!】
絵コンテ: Michael Stern
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
タウンズビル郊外, 山の中に住む Fuzzy Lumpkins
は自分の持ち物に対する執着が異常に強く,
小鳥が家の軒先に止まっただけでも猟銃を撃ってこれを追い払う有様。
部屋にはいりこんだムササビを追いかけてタウンズビルの町までやってきたが,
ムササビにばかり気を取られて, 交通事故に遭ってしまう。
落ちた帽子や靴を拾って渡そうとした善意の人々に
「Don't touch my property!」
と叫びながら襲いかかる Fuzzy Lumpkins。
Powerpuff Girls はムササビと力を合わせて,
Fuzzy Lumpkins が「Joe」と呼んでかわいがっているバンジョーを取り上げ,
火にくべようとする。
感想: Fuzzy Lumpkins は「What A Cartoon Show」に出てきたが,
本編ではこれが初登場。
ものは分け合いましょうという教訓話。
Bubbles がムササビ語で話をするのが笑える
(このシーンのビデオクリップも
Cartoon Network のページからダウンロードできる)。
Fuzzy Lumpkins の生活は典型的カントリー生活というやつらしい。
(1999-10-11 追記) 実はムササビではなくて, 空飛ぶリスであるらしい。
うーん, 謎。
Episode 5[#5] (1998-12-16)
- Boogie Frights
【暗いのコワイ!】
[ビデオ Boogie Frights 所収]
絵コンテ: Paul Rudish
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
暗がりを怖がって大量のぬいぐるみをベッドに持ち込んだ Bubbles に,
Buttercup は暗いところにはブギーマンがいるといって脅かす。
泣き出す Bubbles をなだめるため,
Utonium 教授は
「いくじなしとこわがりは違う。
こわいものがあってもそれに面と向かうのが勇気だ」
などと教える。
闇の中ではしかし,
実際にブギーマンを頂点とする悪鬼たちが町を支配する計画がひそかに進められていた。
まず送電線を切って電灯をつかなくし,
さらに黒い巨大なディスコボールを黄道と同じ軌道を通る人工衛星として打ち上げて,
太陽がタウンズビルを照らさないようにした悪鬼たちは,
永遠に続く暗闇の中で狂宴をくりひろげるのだった。
感想:
3人はいつもひとつのベッドに並んで寝ている。
この回は Bubbles がベッドの中央で寝ているが,
ふつうは中央が Blossom で, Bubbles と Buttercup がその両側にくるように寝る。
Blossom がリーダーだからということもあるが, それより Bubbles と Buttercup
を並べると, この回のように Buttercup が Bubbles をいじめるのが心配なのだろう。
後半は Star Wars の露骨なパロディ。
(2000-09-04 追記) 題は映画
「Boogie Nights」(1997, 邦題: ブギーナイツ)
のもじりらしい。
お世辞にも子供向けとはいえない映画だが…
- Abracadaver
【復讐のマジック】
絵コンテ: John McIntyre
演出: John McIntyre,
CM
作画監督: Craig Kellman
昔, 世紀の魔術師 Al Lusion は, 客席の女の子のぬいぐるみを消して見せたが,
女の子が泣き騒いだ勢いで Al Lusion のズボンをひきずりおろしてしまった。
あわてた Al Lusion は大道具の針の山の上に誤って落ちてしまい落命。
その後, 魔術劇場取り壊しの際に Al Lusion は恐怖のゾンビ魔術師 Abracadaver
として復活し, 自分を笑い物にした町を魔術で破壊するのだった。
市長からの要請を受けて出動した Powerpuff Girls だったが, たまたま
Blossom が自分を辱めた女の子にそっくりだったので, Abracadaver
は大いに怒り, Blossom に催眠術をかけて恐ろしい罠にさそいこむのだった。
感想: 白黒のゾンビ映画をテレビで見てこわがる 3人のシーンがよい。
ラストは手品のようにスピーディー。
題は abracadabra + cadaver (死体)。
Episode 6[#6] (1998-12-23)
- Telephonies
【電話にご注意】
[ビデオ Monkey See, Doggie Do 所収]
絵コンテ: Clayton Morrow
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
Episode 4 で出てきた Gangreen Gang が再登場。
Grubber がふたたび声色を使ってイタズラ電話を掛ける。
電話で市長をおびき出しておき,
その隙に市長室に入り込んで,
Powerpuff Girls へのホットラインを利用,
Mojo Jojo や Fuzzy Lumpkins, Him 等が暴れていると嘘の電話をかける。
Powerpuff Girls は偽の情報に踊らされててんてこ舞い。
感想: 悪事を働いていないときの悪者たちの様子が描かれていて楽しい
(特に美容体操中の Him)。
「evil citizens」も市民に違いない, と悪者たちが主張する場面がすき。
いつも偉そうな Mojo Jojo が Him と話すときだけ畏まっているのがおもしろい。
(2001-01-30 追記) 題は telephone (電話) + phony (いんちき)。
- Tough Love
【みんな大好き!】
絵コンテ: Chris Savino
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
「Him」が再び登場。
謎の煙の力で, タウンズビルの町の人々に Powerpuff Girls を嫌いにさせる。
おかげで Powerpuff Girls はどこへいってもひどい目にあう。
しかし市民は Powerpuff Girls
を嫌っている以外には別に悪いことをしているわけでもないので,
彼らを倒すわけにはいかない。
危うし, Powerpuff Girls …
と思いきや, 善良な市民をバッタバッタと倒し始める Powerpuff Girls。
おいおい。
感想: いくら Him のマインドコントロールを受けているからといって,
こういう展開があっていいのかなあ。
Episode 7[#7] (1999-01-06)
- Major Competition
【正義のメイジャーマン!?】
[ビデオ Dream Scheme 所収]
絵コンテ: Cindy Morrow
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
タウンズビルの町で火災が発生, Powerpuff Girls はさっそく出動するが,
活躍しないうちに謎の男によって火災は吹き消される。
謎の男の名は Major Man。
かれはタウンズビルに起きる危機を次々に救い,
Powerpuff Girls に代わる新しいヒーローとして市民の心をつかむ。
しかし Powerpuff Girls は彼の秘密を見てしまうのだった…
感想: Major Man はもちろんスーパーマンのパロディ。
劇中に流れるおおげさな「Major Man のテーマ」は爆笑もの。
(2001-01-31 追記)
Major は「少佐」だがヒーローの名前に Major なんとかというのが多い。
デクスターに出てくる Major Glory (グローリー少佐)とか。
「なんとか Man」ももちろんヒーロー名の定番。
だが, 両方そろってるとどういう意味になるのやら。
- Mr. Mojo's Rising
【ふたりの秘密】
[ビデオ Bubblevicious 所収]
絵コンテ: Rob Renzetti
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
Episode I で出てきた Mojo Jojo が再び現れ, Utonium 教授を誘拐する。
助けにきた Powerpuff Girls の前で, 自分は実はもともと
Utonium 教授に知能を授けられた教授のペットの猿 Jojo であり,
Chemical X の力で頭脳だけが異常に発達したが,
教授が Powerpuff Girls だけをかわいがって自分のことを忘れてしまったため,
教授のもとを去って Mojo Jojo となったのだと語る。
良心の呵責を感じた教授は, Mojo が悪の兵器を作ったのも孤独な
Mojo の魂の叫びだったのだと考え,
その償いとして Mojo の望むがまま
Powerpuff Girls の力を Mojo にコピーする装置を作ってしまう。
力を得た Mojo はその本性をあらわす…
感想: この回 Mojo Jojo と Powerpuff Girls の誕生秘話が語られる,
というといかにも重要そうな感じだが,
いつもと全然調子が変わらないところがすばらしい。
Mojo Jojo はこのあと Episode 9, 11, 12 にも現れる。
最初の方に出てくる誘拐文が Mojo Jojo らしく回りくどい表現で楽しい。
また Mojo と教授が協力して装置を作り上げるシーンは,
マッドサイエンティストの競演という感じで感激。
(同様の工作シーンは Cat Man Do の回と Uh Oh Dynamo の回でも繰り返される)
(1999-07-17 追記)
題名はドアーズの歌
「L. A. Woman」(1968)
の歌詞
「Mr. Mojo Risin'」
に由来するらしい。
Episode 8[#8] (1999-01-13)
- Paste Makes Waste
【ごめんなさい!】
[ビデオ Birthday Bash 所収]
絵コンテ: Don Shank
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
幼稚園での工作の時間に, Elmer Sglue は糊を食べて皆にからかわれる。
Buttercup もおもしろがって Elmer をからかうが,
ちょっとやりすぎて Elmer の顔を糊だらけにしてしまう。
幼稚園の先生は Buttercup をしかるが,
Buttercup は自尊心が強いので Elmer に謝ることをしない。
休み時間, Elmer はひとり隠れて糊をなめているが,
そこに危険な毒物を吸った蠅が紛れ込み,
Elmer は巨大化, 糊怪物として町を恐怖に陥れるのだった。
感想: たまにはこういう教訓入りのお話もいいかも。
幼稚園のメンバーの名前がわかる点で貴重な回。
Powerpuff Girls の 3人には姓がないこともわかる。
疑問:
Elmer は先生のことを Mrs. Keane と呼んでいる。
しかし他の回では Miss Keane と呼ばれていたような?
Ms かとも思ったがキャプションを見ても Miss になってるし…
題は, 「Haste makes waste (せいては事をし損じる)」のもじり。
(2000-09-04 追記) Elmer Sglue の名前は糊の有名ブランド
「Elmer's Glue」
のもじりだそうだ。
(2002-07-28 追記) 英国ではこの話は放送されていないそうだ(GirlTalk 情報)。
実際のいじめを連想させるためという。
- Ice Sore
【地球がピンチ!】
[ビデオ Boogie Frights 所収]
絵コンテ: Kevin Kaliher
演出: John McIntyre,
CM
作画監督: Craig Kellman
熱い飲み物を飲んで舌を火傷した Blossom は,
口を冷やそうとして氷の息を吐く術を覚えた。
他のふたりはそんな技は持ち合わせていないので Blossom に嫉妬を覚える。
教授は Blossom に, 術を制御できるようになるまでは,
本当に必要な場合以外使わないことを約束させる。
しかしエアコンの壊れた幼稚園では炎天下に熱射病で倒れる人が続出,
Blossom の力はすぐに必要になる。
調子に乗った Blossom は, 強盗犯の車を止めようとして氷の息を吐くが,
凍った道の上をスケートのように車が進み, 逆に犯人を逃がしてしまった。
他のふたりに独走ぶりを非難され, Blossom は氷の息を二度と使わないことを誓う。
ところがそこへ巨大な火の玉が地球をめがけて落ちてきた。
あまりに熱すぎて Buttercup も Bubbles も近づくことができない…
感想: うーん, どういう話なんだろうこれは。
だいたい 1月にこんな真夏の話を放送していいんだろうか?
(追記)
Bubbles がスペイン語を話すとか, Tom & Jerry を観てるとか,
本筋と関係ない話題の多い回。
劇中で話題にしている Tom & Jerry とは,
「Mice Follies」(邦題: トムとジェリーのアイス・ショー)という
1954年の作品のことと思われる。
Jerry と孤児の Nibbles が台所の床に水を張って冷蔵庫で凍らせ, スケートをする幻想的な異色作。
Episode 9[#9] (1999-01-20)
- Bubblevicious
【カワイイだけじゃイヤ】
[ビデオ Bubblevicious 所収]
絵コンテ: Mike Stern
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
教授の研究室にある戦闘シミュレーターで訓練する 3人。
しかし Bubbles は自分の番だけ危険度を下げられたことが不満。
子ども扱いされることに怒った Bubbles はチームから抜けてソロ活動することを宣言,
ゴミをポイすてした人や駐車禁止違反した車を倒す。
やがて Mojo Jojo に捕まった Bubbles は,
あとのふたりをおびきよせるための囮にされる。
Mojo は Bubbles に助けを呼ばせるために, 彼女を拷問装置にかけるが…
感想:
この状態の Bubbles になら Amoeba Boys も倒してもらえたかもしれない。
Episode 8 の 2話と合わせて,
3人ひとりひとりにスポットライトを当てた話が作りたかったのかもしれない。
(2000-09-04 追記) 題は文字通りには Bubbles + Vicious (邪悪な) だが, 実は
Bubblelicious という風船ガムがあって, そのもじりだそうだ。
なお, Mojo Jojo がレーザー光線のレベルを 11 にあげるシーンは,
映画「This Is Spinal Tap」
(1984, 邦題: スパイナルタップ) でアンプのボリュームを 11 にセットするという話からきている,
という説あり。
(2000-09-07 追記)
talking dog に Bubbles が言うセリフ
「Mercy is for the weak!」
はカラテ・キッドからの引用らしい。
- The Bare Facts
【市長さんの一日】
[ビデオ Monkey See, Doggie Do 所収]
絵コンテ: Cindy Morrow
演出: John McIntyre,
CM
作画監督: Craig Kellman
市長は突然 Mojo Jojo に襲われて, 気を失ってしまう。
気がつくと手足をしばられた上目隠しをされているので, 何も見えない。
やがて, どうやら Powerpuff Girls がやってきたらしい音がする。
Girls は Mojo Jojo をやっつけて Mayor を助け, 目隠しを取ってくれたが,
どうも 3人の様子がおかしい。
いったい何が起こったのか問いただすと, 3人は話し始めるが,
お互いに言っていることが食い違う上, なかなか話の本質に近づかないので,
市長はイライラするばかり…
感想: 市長の一人称で話が進行する珍しい回。
互いの証言が食い違う様は映画の「羅生門」を思い起こさせるが…
1999-09-28: あらすじをちょっと修正。
Episode 10[#10] (1999-01-27)
- Cat Man Do
【博士がドロボー!?】
[ビデオ Bubblevicious 所収]
絵コンテ: David Smith
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
今日も町の危機を救った Powerpuff Girls。
Bubbles は現場から一匹の猫を助け出し, 家に連れて帰る。
しかし実はその猫がくせ者だった。
深夜, 猫は Utonium 教授をあやつって,
人類を家畜に忠実に奉仕させるビーム砲を完成する。
Powerpuff Girls は教授と闘わなければならない…
感想: 教授が宝石を盗むシーンは Monkey See, Doggie Do の回とそっくり。
- Impeach Fuzz
【市長はファジー?】
絵コンテ: John McIntyre,
Chris Savino
演出: John McIntyre,
CM
作画監督: Craig Kellman
現市長の Mayor は市長選挙に打って出るが,
選挙運動の騒音に怒った Fuzzy Lumpkins が「黙れ」という。
これが民意を得て, Fuzzy Lumpkins が市長に当選してしまい,
Mayor はお払い箱になる。
Fuzzy は市役所の中をカントリー風に変え,
Powerpuff Girls は洗い物や山羊の乳搾りや豚の世話をさせられる。
自分の愛用の帽子を Fuzzy がかぶっていることに怒った
Mayor は, 市長の座をかけて Fuzzy とプロレスで決着をつけようとするが…
感想: ずいぶん無茶な話。
というか, 話になってない。
Powerpuff Girls はこの回ほとんど活躍していない。
題は「Fuzz 弾劾」の意だが, 「peach fuzz (桃の実のうぶ毛)」
を掛けているのかも。
Episode 11[#11] (1999-02-02)
- Just Another Manic Mojo
【モジョのステキな一日!?】
[ビデオ Dream Scheme 所収]
絵コンテ: GT
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
Mojo Jojo のある一日。
朝食用の卵が一個足りないことに気づいた Mojo Jojo は,
近所のマーケットまで買い物に行くが,
周囲の一般人のなすことがことごとく癪に障って,
そのたびに呪いの言葉をはく。
ようやく卵を買って朝食を作っていると,
部屋の窓ガラスが割れる。
Powerpuff Girls がキャッチボールをやっていて,
ボールを窓ガラスに当ててしまったのだった。
Mojo Jojo はいい機会と, ボールを取りに来た 3人を部屋に迎え入れ,
こっそりビーム砲で殲滅しようとするのだったが…
感想: 日常を呪う Mojo がいい味出している。
寝間着を着替えるのに
「Morning Preparation Sequence Activated」
などと表示を出しつついちいち機械が動き回るのもよい。
Mojo が子供の頃のアルバムも笑える。
帽子を後ろ前にかぶってガムを噛む Bubbles は格好が決まりすぎ。
戸外の音楽はウエストサイド風?
manic は躁病患者。
(2000-09-04 追記)
題は The Bangles の「Manic Monday」
の歌詞
“It's just another manic Monday”
に由来するらしい。
- Mime For A Change
【色がなくなっちゃった!】
[ビデオ Monkey See, Doggie Do 所収]
絵コンテ: David Smith
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
Mr. Rainbow the Clown は虹色の服を着た人気者のピエロ。
しかし交通事故で漂白剤を全身に浴びたために色が抜け,
Mr. Mime になってしまったのだった。
彼がふれた物はすべて白黒になり, 音も消えて無声映画状態になってしまう。
そのころ Powerpuff Girls は幼稚園のスクールバスに乗っていたが,
信号が全部黒になっていてあわや大惨事に。
Bubbles は白黒の町に色を取り戻すために, 手当たり次第クレヨンでぬりたくる。
一方 Blossom と Buttercup は Mr. Mime を追いつめるが,
逆にやられてしまい, Bubbles がひとり残される…
感想:
スクールバス中で歌う Bubbles の絵描き歌, および
「Love Makes The World Go Around」という
3人の歌うかっこいい歌が出てきて, シリーズ終わりにふさわしいが,
Bubbles が舌足らずで歌う歌詞がさっぱり聞き取れない。
powerpuff.com の FAQ を読んでようやく何歌ってるんだかわかった。
Mr. Rainbow に誕生日を祝われる Jim が味のある顔をしている。
(2000-10-25 追記) Buttercup がベースを弾くときに左利きなのは
ポール・マッカートニーのマネだそうな。
ピエロとパントマイムの話は Dexter's Lab にもあった。
Episode 11 までは毎週新作が放映されたが, その後は
5月と 6月に以下の 2つの特別編が放映された他は再放送。
(その他, 3/7 に「Boy Girl Boy Girl Marathon」と称して,
「Ed, Edd and Eddy」と「Powerpuff Girls」を 8時間連続放送した)
Episode 12[#12] (1999-04-07)
- The Rowdyruff Boys
【強敵あらわる! ボーイズ軍団】
[ビデオ Boogie Frights 所収]
絵コンテ: Paul Rudish,
Clayton Morrow
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
30分もの(といっても CM を抜くと正味 20分だが)の特別編。
Mojo Jojo は, Powerpuff Girls に対抗するため,
「蛙や蝸牛や子犬の尻尾」を刑務所の便器の中で組み合わせて
(1999-06-21 追記: 蛙は出てこず, そのかわりに脇毛を切ったやつを使っていた)
(2001-03-15 追記: 米国では(?), frogs and snails のかわりに snips and snails
(切れっぱしと蝸牛) と歌うことが多いようだ。
ただし何を切ったものかは...)
,
Rowdyruff Boys (赤:Brick, 青:Boomer, 緑:Butch)を創造する。
3人の力は Powerpuff Girls とほぼ互角で, 激しい応酬が続くが,
ついに Powerpuff Girls は負けてしまう。
タウンズビルを去ろうとする Powerpuff Girls に秘書の Miss Bellum
が秘策を授ける。
感想: わざわざ 30 分かけてやるほどの話ではないような…
Powerpuff Girls が Rowdyruff Boys と戦う前に倒していたのは
「水爆と深海の怪物」に出てきたような一つ目のタコ。
Rowdyruff は rowdy (乱暴な) と rough (粗い) の合成語?
「昼にブリトー食って」云々というセリフがあるが, ブリトーは Genndy Tartakovsky の好物だそうな。
メキシコ料理は豆を多く使うので, 日本の「芋」と同様, 屁の原因とされることが多い。
追記: Bubbles が窓ガラスを破って店のカウンターに倒れるシーンで, Mr. Cooper の名前を Looper
にまちがうのは, セサミストリートで Big Bird が Mr. Hooper の名前を間違えるコントのパロディ。
Episode 13[#13] (1999-05-26)
- Uh Oh Dynamo
【巨大ロボ! ダイナモ登場】
[ビデオ Bubblevicious 所収]
絵コンテ: Don Shank
演出: GT,
CM
作画監督: Craig Kellman
30分ものの特別編その2。
タウンズビル郊外の日本人街(Little Tokyo Townsville) にあるボンサイパークへ,
週末に遊びに来た教授と Powerpuff Girls。
公園の湖から怪物
(おそらくフグをモデルにしているのだろうが,
ハリセンボンみたいなとげが全身についていて,
息を吸い込むことによって風船のように巨大化する。
追記: giant fish balloon という名前らしい)
が出てくる。
Powerpuff Girls は怪物を撃退するが,
愛する娘たちを危険に遭わせるわけにはいかないと考えた教授は,
徹夜で最強の巨大ロボ
DYNAMO (Dynamic Nanotechtronic Monobot の略, って何だそりゃ)
を作る。
Powerpuff Girls はロボットなど歯牙にかけずいつもどおりに働くのだったが,
翌週末再びボンサイパークで先の怪物の巨大バージョンが出現して逆襲,
Powerpuff Girls も今度は歯が立たず, ロボット出撃。
感想: 場所が日本人街とあって,
日本の巨大ロボットアニメのパロディ続出。
笑える。
Don Shank 氏によると楽屋落ちも多くあるらしい。
Ice Sore の話で出てきた Blossom の氷の息もちょっと出てくる。
追記: 武道館がでてくるのと, 「All right Tokyo Townsville」
というセリフはチープトリックのパロディだそうだ。
タウンズビルの町はロサンゼルスをモデルにしているそうなので,
リトルトーキョーがあるのも道理だ。
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