Powerpuff Girls 第五・六シーズン内容その1
その2へ
エピソード番号は米国で放送された順に仮につけたもので, 正式なものではありません。
放送日は米国ではじめて放送された日です。
ほかの国でこれより先に放送されたエピソードもあります。
いっぽう [#nn] 形式のは第1シーズンからの通し番号で,
Cartoon Network のサイトにあるエピソード番号を利用してあります。
両者の順序が一致しないことがあります。
Episode 1[#50] (2002-12-06)
- Keen on Keane
【ラブラブ〜な博士】
絵コンテ: Lauren Faust
演出:
Lauren Faust,
CM
バレンタインデーにも仕事ばかりしている Ms. Keane と Professor をデートさせようと
Girls が画策する。
たくらみはすぐにばれるが, その後のアクシデントでふたりはいい仲に。
仕事をほっぽらかして, ホットラインを私用に使うふたりを誰も止めることができない……
感想:
日頃まじめな 2人だけに, いったんくずれると徹底しますな。
Girls が観ているテレビ番組のくどい顔のカップル(Gabrielle と Derek)がすばらしい。
Ms. Keane の家と飼い猫 Valentino 初登場。
Valentino の声は Ms. Keane と同じく Jennifer Hale さんが演じている。
Ms. Keane が電話中すわっている椅子は Boogieman のと同じだった。
日本では 2001 年 12月に Forced Kin まで放送していたので, ほぼ 1年ぶりの新エピソードになる。
ひさしぶりすぎて不安だったが, それを吹きとばす快作。
「The day is saved ...」の部分に映画版の絵を使っている以外,
デザインは基本的に今までの TV シリーズと同じのようだ。
Lauren Faust はこのエピソード以降 Supervising Director の役についている。
- Not So Awesome Blossom
【ついてない日】
絵コンテ:
Dave Dunnet
演出: Robert Alvarez,
Lauren Faust,
CM
やることなすこと裏目にでる Blossom は, いたたまれなくなってとうとう家出してしまう。
そこへ Professor を拉致した Mojo からの呼びだしが来て……
感想:
ホットドッグ屋でバイトにはげむ Blossom と,
ホットドッグを投げつけられて「金は払わんぞ」という Mojo がすてき。
家出の書きおきが教科書的な几帳面な筆記体で, Blossom らしい。
(Keen on Keane のラブレターも Blossom が書いたのだろう)
Mojo とその建物の中のデザインは映画版に近くなっていた。
Episode 2[#51] (2002-12-13)
- Power-noia
【ガールズのこわいもの】
絵コンテ:
Justin Thompson
演出: Randy Myers,
Lauren Faust,
CM
自分の一番こわいものを夢にみてしまい, すくみあがる Girls。
しかしそれは Him の陰謀だったのだ……
「7は素数だから平方根はない」ってそりゃなんだ Blossom?
しかも自信まんまんだし。
劣等生 Blossom, 弱気な Buttercup としゃべれない Bubbles がいいかんじ。
あと見どころは Octi の歯を磨いてやる Bubbles でしょうか :-)
冒頭のやられ役モンスターとの戦いはかなり映画版に近いかんじで,
逃げまわる市民がいつもと全然違っていた。
その後も CG を多用しているが, これは夢だからかもしれない。
Episode 3[#53] (2003-09-05)
前の話が放送されてから 1年ちかくたってしまった。
この回からスタッフ名を表示するフォントが変わった。
スタッフには Chris Savino が Producer としてリストアップされるようになった。
- Monstra-City
【モンスターでいっぱい】
脚本・絵コンテ: Carey Yost,
Lauren Faust
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
怪獣島の権利書を発見した市長は,
不動産屋と弁護士をやとって怪獣島を自分のテーマパークにしようとする。
すみかを失った怪獣たちは Townsville に引っこそうとするが,
人間たちとのあいだに衝突がおきる。
Girls は怪獣と人間を共存させようと努力するが……
感想: 人種差別問題をあつかっているようにもみえるが,
結局共存できない(でないと話が続かないし)のでおどしで解決, っていうのはどうなんだろう。
Buttercup の「Shut up!」と市長のフィギュアがみどころか。
- Shut The Pup Up
【しゃべりすぎる犬】
脚本・絵コンテ: Cindy Morrow
作画監督: Paul Stec
演出: Robert Alvarez
おそろしい事件を目撃したが, 恐怖のために事件について話すことができない Talking Dog。
FBI は Talking Dog を Girls のもとにつれてきた。
保護しつつ事件の内容を語らせるのが今回の Girls のつとめだ。
子犬を飼う理由ができた Girls は最初大よろこびするが,
どんどん態度の大きくなる Talking Dog と,
寝言をききもらすまいとするための寝不足のためにだんだん嫌気がさしてくる。
感想:
Talking Dog はいつもと違ってずいぶんまるっこい人相になっていた。
声は以前と同じ Tom Kane。
FBI の人は Jack Wednesday のそっくりさん。
BGM にもひさびさの Jack Wednesday のテーマが流れ,
声も同じ Gregg Berger。
ちょっと年を取った役のためか, Jack Wednesday ほど早口ではなかった。
今回も Blossom の推理が冴えまくる。
シリアル「Tasty Q」のおまけの tattoo シールをめぐってケンカする
Buttercup と Bubbles, およびそれを取りあげたあと自分が tattoo にはまる教授に笑える。
Episode 4[#55] (2003-09-12)
- Toast of the Town
【トースト食べたい】
脚本・絵コンテ: Chris Riccardi
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
故障したトースターを直してもらうために教授のもとを訪れた市長だが,
研究室をめちゃくちゃにしたあげく, ケミカルXの粉末を浴びて巨大化し,
町を無心に破壊する。
Girls はなんとか市長に antidote-X を飲ませようとするのだったが……
感想:
市長はあれ以上バカになりようがないと思っていたが甘かった。
ほとんど 3歳児化しています。
研究室のあらし方はディーディーなみの天才性を発揮。
巨大化すると美女をひっつかんでビルにのぼりたくなるのはキングコングを誇りとするアメリカ人の性か。
題名は Ed Sullivan の新聞コラムと TVショーの名前。
- Divide And Conquer
【算数で勝負】
脚本・絵コンテ: Paul McEvoy
作画監督: Paul Stec
演出: John McIntyre
盗んだ(というか偶然ひろった)オレンジ 1個を 3人でどう分けるか悩んでいた Amoeba Boys は,
オレンジは分ければ数がふえることに偶然気がつき, 自分たちも分かれて増えることにする。
大集団になった Amoeba Boys は, 町じゅうのオレンジを盗むのだった。
感想:
単細胞なだけにやるときは徹底している Amoeba Boys。
それにしても第2シーズン以来じつに 4年ぶりの登場となった。
声優も昔どおり Chuck McGann が 3人ぶんやっているのがうれしい。
冒頭出てくるおたずね者のポスターには, Rowdyruff Boys が「Jerks」,
Sedusa が「Jezebel」, Gangrene[SIC] Gang が「Punks」と書いてあった。
ほかに 2種類ポスターがあったがはっきりせず。
一枚には「Jim」と書いてあるようだったが……
Amoeba Boys のいた Roxie 劇場というのはニューヨークにあった Roxy のこと?
幼稚園の算数の時間に Bubbles のでたらめ歌が聞ける。
Episode 5[#56] (2003-09-19)
- Burglar Alarmed
【泥棒にご用心】
脚本・絵コンテ: Mark O'Hare
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
Townsville の事をよくしらない泥棒が, こともあろうに Girls の家に盗みにはいった。
論文提出をひかえた教授を起こさないように, Girls は静かに泥棒を追いだそうとするが……
感想:
闇の中で, たがいに気づかない
Bubbles と泥棒が歌舞伎のだんまり調で家の中を動きまわる所作がすばらしい。
音楽がかなり特殊なものだった。
- Shotgun Wedding
【ファジーの結婚】
脚本・絵コンテ: Alex Almaguer
作画監督: Paul Stec
演出: John McIntyre
Fuzzy が何から進化したのか疑問におもった教授は, フィールドワークにでかけるが,
気がついた Fuzzy に襲われ, 絶体絶命の危機に。
感想:
Fuzzy もひさびさの登場。
「Meet the Beat Alls」以来か。
声も同じ Jim Cummings だった。
冒頭のナレーションが教授のものだった。
ファジーの先祖が熊でないかと考えているときにクマゴローの絵が出てきた。
ビデオによるライブ画像は「Blair Witch Project」のパロディ。
ビデオに向かってガールズあての遺言をのこす教授がバカすぎる。
(2003-09-29 追記) 映画「Deliverance」(邦題: 「脱出」) に似ているとも。
それにしても Fuzzy の一族郎党はふだんはどこで何をしているのだろう。
Episode 6[#57] (2003-09-26)
- Save Mojo
【モジョをまもろう】
脚本・絵コンテ: Greg Colton
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
Townsville で野生動物を保護する法律が通過した。
ヒッピーの団体は法律をたてに, Mojo を「虐待」している Girls から守ろうとする。
感想:
ようやく真打ちの Mojo 登場。
プラカードに描かれた Buttercup, 巨大コンピュータでメールをチェックする教授など,
みどころ多し。
- Substitute Creature
【代わりの先生】
脚本・絵コンテ: Mark O'Hare
作画監督: Paul Stec
演出: John McIntyre
Ms. Keane がめずらしく幼稚園を休む。
そこへ代理の先生としてやってきた Mr. Green は化けものだった。
ほんとうに Ms. Keane はただの病気なのだろうかと Girls はうたがう。
感想: Golden Books から出ている絵本「Creature Teacher」がもとになっている。
この絵本は独特の雰囲気があって個人的に好きだった。
テレビ版の話の筋はほとんど絵本のものと同じなのだが, まさかこんな演出になるとは……
冒頭に Ms. Keane を讃える「Keen Ms. Keane」という妙に明るい挿入曲が流れる。
幼稚園への通学路に「オギーとダディー」のオギーがいた。
Girls の新しい技「Powerpuff Cannonball」が登場(ただし不発)。
Mr. Green の声は Dee Bradley Baker (Elmer の人)。
Episode 7[#58] (2003-11-06)
- The Boys Are Back In Town
【キスはもうダメ】
脚本・絵コンテ:
Brian Larsen,
Chris Reccardi
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers, John McIntyre
倒したはずの Rowdyruff Boys が復活した!
Girls はキス攻撃をこころみるが, Boys は消滅しないどころか,
キスするたびに巨大化していく。
じつは事件の裏には Him がいたのだ。
キスへの耐性も Him の用意した「Cootie Vaccination」によるものだった。
危うし Girls。
感想:
というわけでヘアスタイルが変わってワイルドに復活した Boys,
乱暴さと汚さもアップ。
前回とちがって,
Butch はひたすら粗暴, Boomer はマイペース, Brick はいばり屋と,
Girls に対応した極端な個性があたえられている。
それにしてもプロレスもどきで「The dumber than the dumbest」
と呼ばれて喜んでいた Boomer って……
みどころは Girls の盛大なやられっぷりだろうか。
ここまでボロボロになったのは珍しい。
Him がでてくるシーンには CG と実写が背景に使われ, Boys の巨大化シーンとともに,
「Dream Scheme」に似たふんいきになっていた。
「Power-noia」もそうだが, Him と CG は相性がいいのかもしれない。
Him が Internet で知ったという「Cootie Shot」の呪い
(Circle circle dot dot, now you have a cootie shot)
というのは, エンガチョみたいなものらしい。
Episode 8[#60] (2003-11-13)
- Pee Pee G's
【おねしょをしたのは…?】
脚本・絵コンテ:
Cindy Morrow
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
ある日おきるとベッドのシーツがぬれていた。
だれが犯人だかわからず, 疑心暗鬼に陥った Girls は, 戦いにも身がはいらない。
自分のせいかもしれないと思った 3人は,
それぞれほかのふたりに内緒でこっそりと他の人に相談するのだった……
感想:
別行動の 3人が水をながめる象徴的なシーンがすばらしい。
ほかの感想サイトではくりかえしが長すぎると文句を言われていたけれど,
一日じゅうでも見ていたいと私はおもった。
Ms. Keane の持っていた本は「It's OK, Clay」という題だったが,
Clayton Morrow のことだろうか?
題名の「Pee」は piss (おしっこ) の頭文字に「Powerpuff Girls」の略称の PPG をかけてあるもの。
- Boy Toys
【プリンセスはボーイズ?】
脚本・絵コンテ:
Brian Larsen
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
Princess は今度は Rowdyruff Boys の一員になろうとするが, Boys からはバカにされる。
頭にきた Princess は, Girls にあることないことふきこみ,
Girls とともに Boys を倒そうと画策する。
Girls は Princess のさそいに乗るだろうか?
感想: いまひとつよくわからないラストだった。
あのあと Boys はどうなったのだろう?
最初の方で, Princess が「ママ」に電話をかけているが, あれは本当のママ?
それとも金の力でママを雇った?
Princess の秘密基地が登場。
Rowdyruff Boys はレギュラーになったのだろうか。
従来よりももっと子供らしい性格になったように思える。
ほかのキャラクターとのからみがふえそうで期待できる。
Episode 9[#61] (2003-11-25)
- Seed No Evil
【いとしのタネ】
脚本・絵コンテ: Mike Bell
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
博物館に展示されていた冷凍状態の原始人が, マンモスごと生きかえる。
原始時代には植物の種が貨幣がわりに使われていたので,
ヒマワリの種をもった市長は執拗に狙われつづける。
感想:
原始時代のドクロ帽市長と眉(?)の太いガールズが見どころか。
市長といっしょになって逃げる幼稚園の子供たちがなかなかかわいい。
ラストはちょっと弱いかもしれない。
題名は「See No Evil (見ざる(・言わざる・聞かざる))」のもじり。
- City of Clipsville
【ガールズのお片付け】
脚本・絵コンテ: Chris Reccardi
作画監督: Paul Stec
演出: John McIntyre
Girls は部屋のかたづけをしながら思い出を語る。
Buttercup の毛布の話, Mojo が Girls を犬にした話, そして……
感想: 総集編とみせかけておいて,
全然みたことのない「思い出」シーンをやってしまうところがすばらしい。
赤ちゃんガールズにティーンエイジガールズとボーイズがでてくる,
まるで同人誌のような話 :-) は, 好みのわかれるところだろう。
(2003-11-29 追記) ラストは 70年代のコメディドラマ
「Happy Days」
(途中からライブ収録になった)のパロディだそうだ。
疑問: Ms. Bellum の顔は, 視聴者に見えないだけで
Girls ほかには見えているという設定ではなかったのだろうか?
Episode 10[#62] (2004-01-09)
- Lying Around the House
【真っ白なウソ】
脚本・絵コンテ: Chris Savino
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
土曜日の朝, Girls の家には白い小さな妖怪がかくれていた。
Girls が嘘をついたりごまかしたりするたびに, その妖怪は大きくなる。
そして, じゅうぶんに大きくなるとあばれはじめるのだった。
感想:
うそをつくと大きくなる化物というのは, 米国ではよくある話なんだろうか。
コミック #21 の「Big Fish Story」にもでてきたが,
そのときのように後ろで Him が糸を引いているということはなし。
個人的には Girls のかわいい仕草が多すぎて, ちょっと鼻につく。
- Bubble Boy
【バブルスはわるい子?】
脚本・絵コンテ: Cindy Morrow
作画監督: Paul Stec
演出: Randy Myers
Boomer は, キャンディをぬすんでいたところを, 教授の新発明
「containment ray (とじこめ光線)」につかまえられてしまう。
のこり 2人の Boys をつかまえるために,
Bubbles に Boomer のかっこうをさせておくりだす。
計画は成功し, 2人は Bubbles を Boomer と信じてうたがわないが,
Bubbles には受難につぐ受難がまちかまえていた……
感想:
ついに, Cindy Morrow による Rowdyruff Boys 話が!
Bubbles は今回新パワーを 2つゲット?
あまりほしいパワーじゃなかったろうが。
変装はじっさいそっくりで, 目の色でかろうじて区別できるていど。
服はともかく, 髪型はどうやって似せたんだろう。
Fuzzy がちょこっとゲスト出演。
Episode 11[#63] (2004-01-16)
- The Powerpuff Girls A Documentary
【実録! パワーパフガールズ】
撮影: Brian Larsen
私 Brian Larsen は, Powerpuff Girls の秘密をときあかすために,
単身 Townsville に乗りこんだ。
感想:
いつ Girls がでてくるのかと思った :-)
出てくるキャラクターといったら, Brian Larsen 本人やら, Don Shank やら。
今回はドキュメンタリータッチを出すために CG を多用している。
いつもと違った角度から Girls の活躍をながめられるのはうれしい。
Mojo Jojo がひさしぶりに登場したが, あいかわらず扱いが軽いな。
Ms. Bellum がしゃべったのも久しぶりだ。
本シーズンの特徴である, ほとんど反則のような展開のエピソードであるが,
本来は Season 4 のために用意されていたものであったらしい。
しかしどうやってこれで 30分のエピソードを作るつもりだったのやら。
(2004-02-22 追記) PUFFPOP 情報によると,
ドキュメンタリー取材者のセリフの一部は映画
「The Hudsucker Proxy」
(邦題: 未来は今) のパロディだという。
- Girls Gone Mild
【スーパーパワーは禁止】
脚本・絵コンテ: Chris Reccardi
作画監督: Paul Stec
演出: John McIntyre
子供が Girls のまねをすると危険であるため,
Girls はマニュアルにしたがって行動しなければならないことになった。
しかし, 警察と連携して行動しようにも, Townsville の警察組織は腐りきっている。
おりもおり, Dukes of Dooms があらわれて, 町を荒らしはじめた。
感想:
Dukes of Dooms はサムライジャックの敵キャラっぽいかもしれない。
今回かぎりの悪役か?
多数の小ネタそれぞれはおもしろいのだが, ぜんたいとしておもしろかったかというとやや疑問。
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