ケーブルテレビ事情(4)

米国ではニールセンがテレビの視聴率を調査している。 視聴率の計算は基本的に日本とおなじ (というか日本の計算方法はニールセンの模倣)で, ビデオリサーチのFAQ にあるような方法をもちいて世帯と個人の rating(視聴率)と share(占拠率)を計算する。 かんたんにいうと, 前者はある番組を見ている世帯を全世帯数でわったもの, 後者はある番組を見ている世帯を, 「テレビを見ている全世帯数」でわったものだ。 ただ, 日本のばあいは世帯視聴率以外がほとんど無視されているのに対し, 米国の視聴率の報告にはたいてい世帯視聴率と占拠率, それに年齢・性別べつのくわしい視聴率がのっている。

テレビドラマで過去最高の視聴率を記録したのは, 1983年の 「M*A*S*H」(CBS) 最終回で, delivery(視聴した世帯数のことだとおもうがまちがっていたら指摘してください) が 1億600万, 視聴率 60.3, 占拠率 77 (単位は百分率。 かんたんに 60.3/77 と書かれることが多い) というものすごい数字が出た。 この記録は, テレビが三大ネットワークの寡占状態だった当時だからこそ達成できたもので, ケーブル局の合計が全体の半分かそれ以上の占拠率を占める現在では不可能である。 ことし「Friends」(NBC)の最終回が歴史的な視聴率を達成して, 大きく報道された が, それでも delivery が 5250万 (29.8/43) と, 「M*A*S*H」の半分にすぎない。

さて, ケーブル/衛星専用のチャンネルはいまも成長しつつあるものの, チャンネル数が多くて, 個々のチャンネルの視聴率はとても低い。 去年カートゥーンネットワークで放送された パワパフのクリスマススペシャル「'Twas The Fight Before Christmas」は, いちばん子供(6-11歳)の視聴率が4.0% だったが, これは 2003年の最高だそうだ (Media Life 記事)。 また, 「Foster's Home for Imaginary Friends」の初放送は子供(6-11歳)の視聴率が 4.5% だった (Toon Zone 記事)。

ちょっと気になるのが, 年齢・性別でわけた視聴率で, カートゥーン番組については最近まで 11歳までの子供の視聴率しか発表されず, また boys の視聴率はあっても girls はないなど, 我々からみるとおかしな分類になっていた。 さいきんになって, ようやくティーンむけ番組に力をいれはじめたせいか, tweens (9-14歳) についても視聴率が (それよりまれだが girls の視聴率も) 発表されるようになってきた。 また, Adult Swim については大人(18-24 および 18-34歳)の視聴率をあげている。

投稿時刻 2004-09-24 01:41life::av | コメント (0)