もうひとつのブログにも書いたけれども, リゲティが亡くなったことがショックなので, こっちにも。
リゲティは, わたしの好きな作曲家をかぞえると 5本の指にはいり, 一時は wergo の CD を買いあつめたものだった。 いちばん有名な曲といえば, 「2001年宇宙の旅」に全曲つかわれている 「アトモスフェール」 だろうが, これはながらく 1963年の音源しかなく(wergo のも, 映画につかわれたのもこれ), これはこういう音楽なのだろうとおもいこんでいたのだが, アバドの指揮した「WIEN MODERN」という CD (amazon) を聞いたら, ずっと鮮明な演奏でおどろいた。 さいしょのあたりの, もやもやしていた音がきゅうにはっきりして近づいてくるところや, まんなかあたりで突然深くしずみこむあたりが, 劇的だ。 この CD にはいっているリゲティの曲はアトモスフェールとロンターノだけで, あとのリーム・ノーノ・ブーレーズはあまり好きな曲ではないのだが, アトモスフェールを聞くためだけにでも買う価値があるとおもう。
10年くらい前にソニーから「György Ligeti Edition」という CD集が出て, 初録音が多いというので喜んだのだが, 聞いてみるとどうもあまりパッとしない曲が多くて, 「だからいままで録音されなかったのか」 とおもったりした。 こういう CD集の形式だとよくあることだが, 演奏者が 1曲にかける気迫とか緊張感のようなものがうすまってしまっているのもざんねん。
投稿時刻 2006-06-14 20:13 於 life::etc | コメント (0)