パワパフの脚本

さいきんのワーナーのカートゥーンの多く, たとえばジャスティス・リーグやティーン・タイタンズでは, その回のタイトルがでたあとに, 脚本と演出の担当者の名前がでる(それ以外のスタッフの名がでるものもあるが)。 いっぽうパワパフでは, 絵コンテと演出の人の名前しかでてこず, 脚本家についてはエンディングでちょこっと出てくるだけだ。 おかげで Aパートと Bパートのどっちの脚本を書いたのかわからなくてこまる。

ところが, 2003年につくられた 52話めからは脚本もさいしょにクレジットされるようになった。 このことについては, たんなるフォーマットの変更だろうと, ふかくかんがえていなかったのだが, どうもちがったようだ。 Pokey Oaks Fanfic Library にのった MO'LINGUAL (69話 Mo'linguish の脚本)につけられた Amy Rogers さんのコメントをみてほしい。 彼女はパワパフの脚本家として初期からもっとも重要な存在だが, シナリオをきちんと書いたのはなんとこのときがはじめてなのだそうだ。 それまではどうしていたかというと, 彼女は話の概要を書くだけで, シナリオは作らずにそこから直接絵コンテがつくられていったのだという。 まさにジョン K. 方式がここに生きているわけだ。

ジョン K. (4) であげた「Something Old, Nothing New」の記事 「Animation: Writer vs. Storyboard」 では, ジョン K. 方式に疑問を呈している。 むかしのカートゥーンがシナリオをちゃんとつくらなかったのは欠陥であって, 会話やギャグは脚本の専門家の力をかりるべきだということらしい。

シナリオをかっちりつくったほうがいいのか, 絵コンテで決定するべきなのか, わたしには優劣がよくわからない。 ストーリーものだと, 話の連続性をたもつためにもシナリオ段階でつめる必要があるのだろうとおもうが。

なぜパワパフがとちゅうから脚本を書く方式になったのかはわたしにはわからないし, そのことと, さいきんのエピソードでオチが弱いうんぬんの批判がでていることとの関係もよくわからない。 たいていの話では同一人物が脚本と絵コンテを書いているようなので, あまり関係ないのかもしれない。

投稿時刻 2004-10-22 07:07toon::パワパフ | コメント (0)