「レンとスティンピー」 によって一躍有名になったジョン K. だが, 1992年に「レンとスティンピー」を降りてから 5年間ほどの足跡がよくわからない。 Web 上の情報によると:
ということで, 1997年よりまえにつくられた作品としては, 「2 Stupid Dog」 のうち「レッド三部作」とよばれる 3本の演出をやっているのしかおもいつかない。
ジョン K. 自身による作品は不振だったものの, このころには 「レンとスティンピー」 っぽい作品が輩出する。 これらの作品は「パクリ」とよばれることもあるが, しばしば「レンとスティンピー」 のメンバーが直接かかわっている。
1991年にハンナ・バーベラを買収したターナーは, 1992年にカートゥーンネットワークを開始した。 さいしょはハンナ・バーベラの作品や, ターナーが以前に買収していた MGM およびワーナーの旧作カートゥーン(MGM と合併した UA が以前に買っていたもの) を放送していたが, ニコロデオンと同様にカートゥーン・ネットワークにもオリジナルの作品を, ということで, ハンナ・バーベラに若手をあつめてつくられたさいしょの作品。
上に書いたようにジョン K. 自身がかかわっており, 「リトルドッグ=レン, ビッグドッグ=スティンピー, ホリウッド=ジョージ・リカー」 という対応関係がすぐについてしまう。
プロデューサーの Fred Seibert はもっとハチャメチャなノリを期待していたらしい。 実現していたらさらにレンステにちかくなっていただろうが, Donovan Cook の人徳のためか, じっさいにはかなりちがう, ほのぼのオトボケ系の作品になった。 人気もそれほどでたとはいえず, この作品の作画監督としてデビューした Craig McCracken は, FilmForce の 10 の質問 で, もっともおもったようにいかなかった作品としてこの作品をあげている。
ベビー・ヒューイーはでっかいアヒルの子で, おばけのキャスパー(Casper the Friendly Ghost)などとおなじく, 1950年代からいる Harvey のコミック (もともとは Famous Studio/Paramount のカートゥーン映画用)のキャラ。 (前に書いた Richie Rich も Harvey のコミックのキャラ) 1994年のリメイク版は, 「レンとスティンピー」を担当していたアニメーションスタジオのひとつ, Bob Jacque ひきいる Carbunkle Cartoons が作成したもので, エピソードガイド や MOTLOS の掲示板 によると, Vincent Waller をはじめとする「レンとスティンピー」のメンバーの多くが参加したらしく, 絵も共通しているらしい。 (未見)
作者の David Feiss は「レンとスティンピー」では animation director だったようだ。 チキン=レン, カウ=スティンピー, レッドガイ=ジョージ・リカーとして見ることができるし, 「気色わるい」ネタはどうしてもレンとスティンピーを連想させる。
1995年にはじまった, 若手を中心とする新作短編カートゥーン発表の場所「What A Cartoon!」 (初期は World Premiere Toons という題だった) 第1期の作品。 「What A Cartoon!」 という番組自体, ジョン K. の理想を実現したものであるとプロデューサーの Fred Seibert が語っている (AWN の Fred Seibert インタビュー の 2ページめ) し, 作品にも「2匹のバカな動物もの」がやたら多いが, シリーズ化されたものではこの作品がいちばんレンステっぽい。
The Onion インタビュー によると, ジョン K. 自身もこの作品を高く評価しており,
Powerpuff Girls has some really imaginative color in it, and that's a first for cartoons. (中略) Cow And Chicken has absolutely beautiful drawings in it.
と言っている。
Peter Hannan の作品。 これはずっと時代があたらしいし, 内容もかなりちがうが, ニコロデオンでネコとイヌが主人公の番組といえば, どうしてもレンステをおもいださずにはいられない。
投稿時刻 2004-10-29 11:35 於 toon::tv | コメント (0)