WGA ストとカートゥーン

先月のはじめからえんえんとつづいている WGA (Writer's Guild of America) のストライキ。 放送作家が AMPTP (Alliance of Motion Picture and Television Producers) に対して, ネット配信に対する再利用料を求めているということらしい。 WGA のストは 1988年にビデオや LD の再利用料を求めて以来で, 1988年のデモは半年ちかく続いたそうだ。 関連ニュースは Variety Japan にまとめられている。

このストが原因で, 多くのテレビドラマやトーク番組の新作が作られず, 再放送をくりかえしている状態。 1月のゴールデングローブ賞開催もあやぶまれている。

カートゥーンの脚本家は WGA に所属していないことが多いので, 影響は少ないといわれているが, それでも WGA の Pencils Down ページを見ると, FOX の作品は, シンプソンズをはじめとして, 「Family Guy」 「American Dad」 「King of the Hill」 の作家がストに参加している。 カートゥーンとたしょうとも関係ありそうな実写作品としては, ディズニーチャンネルの「ハンナ・モンタナ」とか, 「Smallville」 「Battlestar Galactica」 なんかもストの影響を受ける。

さいきん実写よりにかたむいていたカートゥーンネットワークだが, 日本でも 10月にスペシャルが放送された 「Out of Jimmy's Head」(リ・アニメーテッド) がもろにストの影響を受ける。 このことについてザマーミロと思っている人もいるようだが, カートゥーンがストの影響を受けないというのは, それだけカートゥーンの脚本家が劣悪な環境下におかれているということであり, よいことばかりでもないようだ。

Los Angeles Times の記事 「Action continues on animated programs」 を読むに, カートゥーンはもともと再放送が多いため, ストをされてもあまり困らないし, 関連グッズで収益をあげることも容易。 その一方, 脚本家は直接再放送料を得ることができず, 弱い立場にある。 これはかつてのカートゥーンにおいて, じっさいに絵を描く人間が脚本家よりも重要であったことのなごりであるという。 カートゥーン作家の多くは, WGA ではなく The Animation Guild に属するか, 組合に属していないかであるそうだ。

投稿時刻 2007-12-27 13:05toon::tv | コメント (0)

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